家庭用精米機とお米屋さんの業務用精米機の違いは?
答え:パワーが違うので得意分野が違います。
皆さんこんにちは。
米屋ながはら永原正隆です。
今日はこんなご質問を受けました。
「永原さん、私精米器持ってるから毎日おいしくごはんが食べられて良いわ!でも、お米屋さんで使ってる精米器とどこが違うの?」
そうですよね!
お客様は普通精米器の中なんて見たことないし、大して違わないって思われるのも無理は有りません。どちらの精米機でも茶色い玄米が白くなってお米が出てくるだけですから。
でもね、結構奥が深い物なんですよ。
たとえて言えば、皆さん毎日車に乗ってますよね。
皆さんが使ってる家庭用精米器は660ccの軽自動車、僕らが使ってるのは3,000ccの普通乗用車みたいな物なんです。
軽自動車には定員4名。しかも町中を走るときでも周りの速度に合わせようとする時にはアクセルを目一杯踏み込みますし乗り心地もまあまあです。
片や普通乗用車では定員5名。乗り心地もずいぶんソフトです、加速もちょっと余裕のパワー。
おおまかな違いは車と非常によく似ていますよね。
では精米機について具体的にメリットデメリットを書いてみますね。
庭用精米機
精米方法は玄米を入れた丸い金網の中を金属製の羽が回転して攪拌し循環していきます。
金網の抵抗を利用してだんだん白くしていくんですよね。
メリット
パワーも0.15馬力と非力ですが、分搗きや胚芽米といった「精米途中で出来上がり」といった精米には実に合うんですよね。
一回分づつ精米が出来ますので、ご飯を炊く前にその都度お好みの精米具合で精米するなど小回りが利きます。
デメリット
0.15馬力のパワーのせいで連続運転はモーターが加熱して止まってしまいます。
精米の状態が長時間の攪拌のせいで細かな傷がついて精米しすぎになって、
お米の味的にはうまみの成分の一つおねばが出にくい状態になっています。
白米ご希望の時にはあまり白くしない方が美味しいと思います。
籾が残っている玄米の場合精米しきれなくて籾混じりの精米となっています。
石ぬきの機械を通っていないので石が玄米の中に残っている玄米もあり、そういう時には一番怖い石入りの白米になってしまいます。
専門店の業務用精米機
精米方法は「切削式」と言って外皮をすばやく削り取る方法で大量に精米していきます。
メリット
パワーは最低3馬力当店の一番大きな機械は5馬力の力をもっています。
うま味の素のおねばが出やすい精米になっています。
石ぬきの機械や着色してしまったお米を取り除く機械がセットされていますので、品質は最高の状態になっています。
デメリット
小回りが効かないので精米度合いを変えるときには機械の中を大掃除することになります。
少量精米が特に苦手です。
結論
使い道が違いますのでどちらが良いか悪いかと言うことはありません。
ただ、田んぼは土で出来ています。
本当にまれですが石が残っていることもあるということと、籾が残ってる場合もちょっと覚悟が必要ということです。
家庭用精米機の場合、出来れば石や籾殻を選別された玄米を使われることがさらに快適な精米生活をおくれることと思います。
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